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【簡単】メタマスクのRevoke(リボーク)のやり方|Approveを取り消そう

NFT
この記事は約11分で読めます。

ヤバい!詐欺サイトにアクセスしちゃったかも!早くRevoke(リボーク)しないとNFTを全部盗まれちゃうかも!Revokeのやり方を調べないと!

NFTを盗まれちゃった!詐欺にあったら「りぼーく」だっけな?すぐにやらないとダメって聞いたことがあるけどやり方がわからないよ…オロオロ

このような状況になってからRevokeのやり方を調べて作業するのは危険です。

焦っているときに正確に作業するのは難しいので、今のうちにRevokeのやり方を覚えておきましょう。

本記事の内容
  • Revoke(リボーク)とは?Approve(アプルーブ)との関係を図解
  • Revoke(リボーク)のやり方を解説
  • 接続解除とRevoke(リボーク)の違い
  • どれをRevoke(リボーク)すればいいのか
  • 詐欺の手口を共有

本記事を読むことでRevokeする方法が理解でき、詐欺被害を最小化できます。

記事の後半では詐欺の事例を紹介します。

事例を知っていれば詐欺にあう可能性は大きく減らせますので気になる方は最後までご覧ください。

本記事ではMetamaskを利用してしている方を対象としています

≫すぐにRevokeのやり方を知りたい方はこちら

けむ
けむ

NFT詐欺対策の基本は普段使い用と保管用のメタマスクを使い分けることです

まだ、保管用ウォレットを作っていない方は無料で簡単にできますのでサクッと作ってしまいましょう。

≫【詐欺対策】保管用ウォレットの作り方とNFTを送る方法

Revoke(リボーク)とは?Approve(アプルーブ)との関係を図解

Revoke(リボーク)とは、Approveを取り消すこと。Approve(アプルーブ:承認)とは、第三者にNFTの移動や売却などの権限を与えることです。

NFT所有者がOpenseaをApproveすることによって、OpenseaはNFTコレクターが買いたいと思ったときに所有者からNFTを自由に移動できるようになります。

NFT所有者がOpenseaでApproveしておくことで売買がスムーズになるわけです。

詐欺師は偽サイト(偽Openseaや偽Metamask、偽Mintサイトなど)を作成しApproveを求めてきます。

偽サイトでApproveしてもらえれば詐欺師は自由にNFTを移動できるので、すべて盗むことができるのです。

怪しいサイトのリンクからApproveをしてしまったかもしれないと気づいたら、すぐにRevokeしましょう。

Revokeすることで詐欺師はあなたの資産を移動できなくなります。

けむ
けむ

Approveは相手に大きな権限を与えます。Approveをするときは慎重に。

それではRevokeのやり方を解説します。

Revoke(リボーク)のやり方を解説

Revoke(リボーク)のやり方を解説

Revoke(リボーク)のやり方を3つ紹介します。

作業の途中でエラーが出たり、作業が進まなくなったら他の方法を試してみてください。

KEKKAIを使ってRevokeする方法

KEKKAIを使ってRevokeする方法は以下の手順で進めます。

KEKKAIを使ってRevokeする方法
  • STEP1
    KEKKAIのRevoke(リボーク)ページを開きウォレットを接続する
  • STEP2
    Revoke(リボーク)する

STEP1:KEKKAIのRevoke(リボーク)ページを開きウォレットを接続する

KEKKAIのRevoke(リボーク)ページを開き「Connect Wallet」をクリック

▼画面右上の地球儀アイコンをクリック

▼「日本語」をクリックするれば日本語に変換できます

▼使用しているウォレットを選択(今回はMetamaskを選択)

▼パスワードを入力し「ロック解除」をクリック

▼アカウントを選択し「次へ」をクリック

▼「接続」をクリック

STEP2:Revoke(リボーク)する

▼リボークしたいトークンを選択できます

▼どれが危険なのかわからないときは「危険なもののみ表示」にチェックを入れて使いましょう

▼Ethereum以外のチェーンも選択できます

▼リボークする際にはガス代がかかりますが危険なものを見つけたらすぐにRevokeしておきましょう

けむ
けむ

以上でRevoke終了です

KEKKAIはRevokeする以外にもNFT詐欺からあなたの資産を守ってくれる非常に優秀なツールです。

KEKKAIはブラウザの拡張機能を使って無料でダウンロードすることができます。

NFT詐欺防止ツールKEKKAIについての詳細は別記事にまとめたので参考にしてください。

Etherscan/polygonscanを使ってRevokeする方法

Etherscan/polygonscanを使ってRevokeする方法を3STEPで解説します。

Etherscan/polygonscanを使ってRevokeする方法
  • STEP1
    Etherscan/polygonscanをひらく
  • STEP2
    MetamaskとEtherscan/polygonscanを接続する
  • STEP3
    Revoke(リボーク)する

STEP1:Etherscan/polygonscanをひらく

▼メタマスクを開き「点3つ」をクリック

点3つをクリック

▼「アカウントをErtherscanで表示」をクリック

「アカウントをErtherscanで表示」をクリック

▼「イーサリアムネットワーク」をクリックし「Matic mainnet」をクリック

▼Polygonネットワークの場合は「polygonscan.com」をクリック

Polygonネットワークの場合は「polygonscan.com」をクリック

ここからEtherscanで解説しますがpolygonscanでもやり方は同じです

▼Etherscanのトップページがこちら

Etherscanのトップページ

▼画面右上の「More」から「Token Approvals」をクリック

STEP2:MetamaskとEtherscan/polygonscanを接続する

▼「Connect to Web3」をクリック

▼「これはベータ版です。何か問題が起きても責任は取れません。」という内容が表示されます。「OK」をクリック

「OK」をクリック

これはベータ版の機能であり、「現状のまま」および「利用可能な状態」で提供されることに注意してください。 Etherscan は、この機能を継続して使用することによる直接的または間接的な損失について、一切の保証を行わず、責任を負いません。

▼「Metamask」をクリック

「Metamask」をクリック

▼ConnectedとなっていればEtherscanとMetamaskの接続完了です

EtherscanとMetamaskの接続完了です

STEP3:Revoke(リボーク)する

ERC-200,ERC-721,ERC-1155からRevokeしたいトークンを選びます。

NFTに関係があるのはERC-721とERC-1155です

▼今回は「ERC-721」をクリック

今回は「ERC-721」をクリック

▼現在Approveされているトークンが表示されます

Approveされているトークンが表示

▼Revokeしたいトークンの「Revoke」をクリック

Revokeしたいトークンの「Revoke」をクリック

▼「Revoke」をクリック

「Revoke」をクリック

▼「https://etherscan.io」に接続していることを確認しトランザクション手数料(ガス代)を確認して問題なければ「確認」をクリック

トランザクション手数料(ガス代)を確認し「確認」をクリック

▼少し待ちConfirmd transactionが表示されればRevoke完了です

Revoke完了

▼「Veiw your transaction」をクリックすると取引の詳細が確認できます

「Veiw your transaction」をクリックすると取引の詳細が確認できる

▼Successとなっていれば成功です

Successとなっていれば成功

Revoke.cashを使ってRevokeする方法

Revoke.cashを使ってRevokeする方法を2STEPで解説します。

Revoke.cashを使ってRevokeする方法
  • STEP1
    Revoke.cashにMetamaskを接続する
  • STEP2
    Revoke(リボーク)する

STEP1:Revoke.cashにMetamaskを接続する

Revoke.cashを開き画面右上の「Connect Wallet」をクリック

Revoke.cashをひらくときは詐欺サイトに注意してください。「https://revoke.cash/」が公式URLです。

▼「Metamask」をクリック

▼パスワードを入力し「ロック解除」をクリック

▼アカウントを選択し「次へ」をクリック

▼「接続」をクリック

STEP2:Revoke(リボーク)する

▼Revoke(リボーク)したい項目の右にある「Revoke」ボタンをクリック

▼ガス代の見積もりを確認し「確認」をクリック

▼Revoke(リボーク)完了です!

▼画面右側2ヵ所のネットワークを切り替えると別のネットワークでもRevoke(リボーク)ができます

接続解除とRevoke(リボーク)の違い

接続解除とREVOKEリボークの違い

「Revoke(リボーク)」と似た言葉で「接続解除」という言葉があります。

しかし、この2つは全く違うことを意味しています。

サイトとの接続状況権限の譲渡状況備考
接続解除接続解除権限を与えたまま接続は解除しているが
権限を与えたまま
Revoke接続したまま権限解除権限は解除しているが
接続したまま
接続解除&Revoke接続解除権限解除接続を解除し
権限も解除

接続解除とは、あなたのMetamaskと接続されているサイトの接続を解除すること。サイトとの接続は解除されますが、接続サイトに与えた権限は解除できていません。

Revokeとは、あなたのMetamaskが第三者に与えた権限(仮想通貨やNFTの移動など)を解除すること。Revokeすることで権限を解除することはできますがサイトとの接続は解除されません。

とはいえ、怪しいサイトに接続されている状況は気持ちが悪いと思いますので、接続解除をする方法を解説します。

Metamaskで接続解除をする方法

怪しいサイトをRevokeしたらMetamaskとの接続も解除しておきましょう。

▼Metamaskを開きアカウント名の右にある点をクリック

▼「接続済みのサイト」をクリック

▼接続されている必要のないサイトの「接続解除」をクリック

▼「接続解除」をクリックすれば完了です

▼Opensea以外すべて接続解除しました

どれをRevoke(リボーク)すればいいのか

KEKKAIを使えばどれをリボークすればよいのか優先度を表示してくれるのでまずはKEKKAIを使ってみましょう。

KEKKAI側で危険だと思われるものだけピックアップしてくれます。

KEKKAIのRevoke(リボーク)ページを開き「危険なもののみ表示」をクリックすればOKです

「Etherscan/polygonscan」「Revoke.cash」でRevokeをするときにどれをRevokeすればいいのか悩んだら、よくわからないものはすべてRevokeしてください。

RevokeしたとしてもまたApproveすれば元に戻ります。

ガス代はかかりますが、よくわからないものにApproveしてしまっている状況は危険なので、ガス代が安いときにRevokeしておきましょう。

ガス代の安い時間帯が知りたい方はイーサリアムのガス代が安い時間帯と現在価格を調べる方法を参考にしてください。

NFT詐欺の手口を共有

詐欺の手口を共有

NFT詐欺にあわないためには詐欺の手口を知ることが重要です。

詐欺の手口には以下のようなものがあります。

NFT詐欺の手口
  • 偽サイト詐欺
  • エアドロップ詐欺
  • HiddenNFT詐欺
  • ラグプル詐欺
  • DiscordDM詐欺
  • Twitterでミントサイトに誘導詐欺

多くの詐欺にDMがかかわっています。

「お得ですよ」「急いでください」「特別な情報があります」「おめでとうございます」など様々なと言葉をかけてきますが、すべて無視してください。

NFT詐欺の事例や対応策は別記事にまとめたのでぜひ参考にしてください。

≫【必読】NFT詐欺事例大全|初心者がやるべき対策は3つだけ

まとめ:Approve(アプルーブ)は慎重に、Revoke(リボーク)は迅速に

まとめ:Approve(アプルーブ)は慎重に、Revoke(リボーク)は迅速に

どんなに気を付けていても詐欺にあってしまう可能性はあります。

もし詐欺にあってしまったら本記事を参考にすばやくRevokeしてください。

また、簡単にできる詐欺対策としてMetamaskを「普段使い用」と「NFT保管用」に分けるのがお推奨されています。

まだ使い分けていない方は、後回しにせず今すぐに保管用ウォレットを作りましょう。

保管用ウォレットの作り方は別記事にまとめたのでぜひ参考にしてください。

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