NFTに興味はあるんだけど詐欺が怖いな…どんな詐欺事例があるんだろう?絶対に詐欺にあいたくないからどんな詐欺事例があるのか教えて!
こんな悩みを解消します。
「NFT界隈は詐欺だらけ」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
NFTに興味はあっても「詐欺だらけ」なんて言われたら怖くて買えないですよね。
はじめに覚えてほしい詐欺対策を3つをお伝えします。時間がない方はこれだけでも覚えていってください。
本記事では実際に起きたNFT関連の詐欺事例と具体的な対応策を紹介します。
さらに、詐欺にあってしまったと気づいたときにどのような行動をするべきなのかもまとめたので参考にしてもらえたらうれしいです。
本記事を読むだけでNFT詐欺にあうリスクを大幅に減らせますので、少し時間の取れる方は続きを読んでいってください。
詐欺にあわないためには詐欺の手口を知ることが重要です。しっかり確認しておきましょう!
▼NFT詐欺の基礎知識が学べるオススメ動画
NFT詐欺の事例と対応策
ここからはNFT詐欺の事例と対応策をセットで紹介します。
気になる項目をクリックまたはタップして詳細を確認してください。
新たな詐欺が出てきたら随時更新していきますので、今後もチェックしてもらえたらうれしいです。
本記事をブクマしておくと最新情報をすぐに見れるので便利です
偽物NFT詐欺の事例と対応策
人気のNFTが発売されると一気に偽物が出回ります。
偽物NFTがあることを知っていることと、偽物NFTを見破る知識が必要です。
事例
上記画像は2023年2月に発売された人気NFT「Kiyoshi’s Seeds Project」の本物と偽物のページです。
偽物はかなり巧妙に作りこまれているため注意しなければなりません。
対応策
- 総取引量(total volume)を確認する
- コントラクトアドレスを比較する
偽物のNFTプロジェクトは総取引量(total volume)が本物に比べて極端に少ないのでチェックしましょう。
また、NFTプロジェクトにはコントラクトアドレスというものが割り振られているため、買おうとしているNFTのコントラクトアドレスと本物のコントラクトアドレスが一致しているか確認することで偽物かどうかを判断できます。
偽物NFTを見分ける方法は別記事で詳しく説明しましたので参考にしてください。
≫【Opensea】偽物NFTの見分け方と買ってしまったときの対処法
人気NFTには必ず偽物が出現します。
偽物NFTを見抜く力を身につけましょう!
偽サイト詐欺の事例と対応策
NFTを売買する際に使われる「Opensea」や「MetaMask」には偽サイトが存在します。
偽サイトに気付かずに売買手続きなどを進めるとウォレット内の資産を盗まれてしまうので注意が必要です。
事例
Googleなどで「Opensea」や「MetaMask」と検索すると検索結果の一番上に広告枠で詐欺サイトが表示されることがあります。
詐欺サイトだと気づかずに作業を進めてしまうと、あなたの大切な資産を盗まれてしまいます。
対応策
- 「Opensea」「Metamask」は検索して使わない
- 「Opensea」「Metamask」は公式サイトをブックマークしておく
詐欺被害の多いパターンが新しいPCに再度Metamaskをダウンロードする際に詐欺サイトからダウンロードしてしまうケース。
NFTに慣れてきており詐欺への危機意識が低下しているのでしょう。
Googleで検索した時に一番上に広告枠で表示されるものは詐欺であることを忘れないでください。
参考までに公式サイトのURLはこちらです。
MetamaskはGoogleChromeの拡張機能を使えば簡単に設定できます。
MetamaskをChromeで登録する方法は別記事で解説していますので、まだMetamaskの設定が終わっていない方は参考にしてください。
⇒MetaMask(メタマスク)とは?Chromeで登録する方法【詐欺に注意】
「Opensea」「Metamask」の偽サイトが確認されています。
検索で出てくる広告サイトは詐欺!
エアドロップツイート詐欺の事例と対応策
エアドロップ(通称エアドロ)とは無償配布のことです。
NFTクリエイターさんが自分の作品の知名度を上げるためにエアドロをすることがあります。
無料でNFTがもらえるのでみんな飛びつくのですが、エアドロ詐欺があることを知らないと危険です。
事例
エアドロップツイートの魅力にひかれて参加。Discordに流されてDMでのやり取りの末に詐欺にあってしまった事例。
対応策
- 信頼できない人とDMしない
- エアドロップツイートは詐欺を疑う
- Twitterプロフィールから交友関係を確認
- 過去ツイートから信頼できるかを確認
知らない人からいきなり何かをもらうって怖くないですか?
まず、知らない人から何の前触れもなく送られてくるNFT関連のDMは詐欺確定。無視しましょう。
こちらからエアドロップツイートに参加するときは、相手が信用で切る人かどうか判断することが大切です。
エアドロップのツイートをしている人のアカウントから「どんな方と繋がっているのか」を確認し交友関係を確認しましょう。
また過去のツイートから「信頼できる人か」を判断してください。
この詐欺事例は、知らない人とDMをしなければ避けることができました。
NFT関連のDMは詐欺の可能性大!
HiddenNFT詐欺の事例と対応策
hiddenNFTとはOpenseaに勝手に送り付けられてくるNFTです。
詳細は事例の中で解説します。
事例
「HiddenにあったNFT」がわからない方もいると思うので画像を使って解説します。
OpenSeaを使っていると買った覚えのないNFTが詐欺師から送られてきます。
「More(日本語サイトではその他)」の中にある「Hidden(日本語サイトでは非表示)」という項目を見てみましょう。
こちらにあるNFTはすべて私が購入したものではありません。
今回の詐欺事例ではこのHiddenにあるNFTに触ってしまったことが被害にあった原因です。
対応策
- HiddenにあるNFTに触らない
- collectedにある見覚えのないNFTに触らない
Hiddenページ内にある見覚えのないNFTには触らないでください。
稀にCollected(収集済み)ページにも買った覚えのない詐欺NFTが表示されることがあります。
Collectedページに詐欺NFTがあると目障りですが、しばらくすると勝手に消えますので触らずに放っておきましょう。
この事例は見覚えのないNFTに触らなければ避けられました。
見覚えのないNFTには触らないこと!
ラグプル詐欺の事例と対応策
ラグプルとは、NFTプロジェクトの運営者がNFTの売上を持ち逃げすること。出口詐欺ともいわれています。
「ラグ(絨毯)」「プル(引っ張る)」が語源です。絨毯の上の人を転ばせて資産を持ち逃げするイメージ。
ラグプルにはハードラグとソフトラグがあります。
ハードラグは計画的に一気に姿を消すこと。ソフトラグは徐々に運営者からの発信がなくなり実質的なラグプル状態になることです。
事例
2022年8月に「Gearverse」、9月に「YAMATO」でラグプルが確認されています。
対応策
- 信頼できるfounder(ファウンダー=創業者)のNFTを買う
- TwitterやDiscordなどの情報発信が活発か常にチェックする
信頼できるfounderのNFTを買うことでハードラグのリスクは下げられます。
NFTを購入した後に徐々にプロジェクトの活気がなくなってきたらソフトラグを疑いましょう。
コミュニティーの活気がなくなってきたらNFTを売るタイミングかもしれません。
NFTを転売する方法は別記事にまとめましたので、参考にしてください。
⇒【初心者向け】NFT転売をする方法|利益を出すコツや注意点を解説
ラグプルという詐欺があると知っているだけでも被害のリスクを減らせます。
信頼できるファウンダーのNFTを買いましょう。
DiscordDM詐欺の事例と対応策
Discordとは多くのNFTプロジェクトが利用しているコミュニケーションツールです。
事例
Discord内で知らない人からお得なDM=詐欺です。
対応策
- DMは詐欺であることを意識する
- DiscordのDM機能をオフにする
今回の事例のほかDiscord内のDMはすべて詐欺だと思って構いません。
私は「NinjyaDAO」や「PANDAO」などのコミュニティーでDiscordを使用してていますが、どのコミュニティーもDMをオフにするように推奨してくれています。
各コミュニティー内で設定方法を解説してくれているのでDiscordを使いはじめたらまずDM設定をしましょう。
Discordを使うときはまずDM設定をしましょう。
DMが届いたらすべて詐欺!絶対に触らないこと!
Twitterでミントサイトに誘導詐欺の事例と対応策
2022年10月、日本で最も有名なNFTの一つCNPが11点盗まれました。
事例
Twitterのリプ欄やメンションを使って知らない人から「チャンスですよ。このサイトを見てね。」のようなツイートが届きます。
今回のツイートの例では「cnp-jobs.com」が詐欺ミントサイトです。
詐欺サイトだと気づかず手続きを進めていくとNFTなどの資産が盗まれてしまいます。
対応策
- Twitter上には詐欺師がたくさんいることを意識する
- 詐欺サイトに誘導されることを警戒する
詐欺師は言葉巧みに詐欺サイトに誘導してきます。
「おめでとうございます!当選しました」「急いでください!締め切りは〇〇日までです」「このチャンスをお見逃しなく」など様々な手法を使いあなたの心を揺さぶってきます。
Twitter上で誘導されたリンクは安易に踏まないようにしましょう。
Twitterには詐欺師がたくさんいます。
Twitterからミントサイトへの誘導は詐欺!
公式運営よそおい詐欺
公式運営を装って詐欺NFTを送り付けてくる詐欺が確認されています。
詐欺NFTに触ってウォレット接続などの作業をすると資産を盗まれるので注意してください。
事例
詐欺NFTの送信元を確認すると「NinjyaDao-CNP-PJ」の公式運営から送られてきたことになっています。
しかし、これは詐欺NFTです。
詐欺師にOpensea側を操作されているようです。
対応策
- 知らないエアドロは無視する
- エアドロの送信元が公式運営でも本物と判断しない
- 公式サイト、公式Twitter、公式Discordなどでエアドロ情報が出ていないか確認する
まず身に覚えのないエアドロは無視してください。
でも本物かもしれないじゃん。送付元も公式っぽかったよ。
そう思ってもまだ送られてきたNFTに触ってはいけません。
公式サイト、公式Twitter、公式Discordなど、普段から情報収集している信頼できる情報元でエアドロの情報を確認出来たら送られてきたNFTに触ってもいいでしょう。
いいね回り詐欺
Twitterでインフルエンサーの偽アカウントを作成。
作成した偽アカウントでいいねをして回り詐欺サイトへ誘導する詐欺です。
事例
インフルエンサーの投資OL社長ちゃんの偽アカウントでいいねをして回り、そこをきっかけに詐欺サイトのリンクを踏ませる手法です。
対応策
- いいね回り詐欺の存在を知ること
- インフルエンサーからのリアクションに舞い上がらないこと
- リンクを踏むときは常に詐欺を疑うこと
インフルエンサーの偽アカウントは簡単に作れます。
フォロワーさんの数で本物と偽物を判断する方がいますが、フォロワーさんはお金で買えるのでフォロワーさんの数では本物と偽物を判断できません。
過去のツイートや共通のフォロワーがいるかを確認して本物と偽物を判断してください。
リンクを踏むときは一旦落ち着いて、詐欺ではないか確認する癖をつけましょう。
スマホ充電から秘密鍵窃盗詐欺
スマホの充電器を使って秘密鍵を盗み出す手法です。
事例
カラオケ店で借りた充電器からスクショなどで保存していた秘密鍵が盗まれたという事例です。
対応策
- スマホに「秘密鍵」や「シークレットリカバリーフレーズ」を保管しない
- 充電器を借りない
借りた充電器に悪質なプログラムが仕組まれている可能性があります。
安易に充電器を借り内容が良いでしょう。
また、スマホ内に「秘密鍵」や「シークレットリカバリーフレーズ」を保管するのは絶対にダメです。
今回の被害の他フリーWi-Fiにつないだことがきっかけで「秘密鍵」や「シークレットリカバリーフレーズ」が盗まれることもあります。
「秘密鍵」や「シークレットリカバリーフレーズ」の違いや安全な保管方法は別記事にまとめたので参考にしてください。
≫Metamask(メタマスク)のシードフレーズと秘密鍵の違いを解説
最初は高額NFTを購入するべきではない理由
NFTを初めて買うときは高額NFTではなくお手頃なNFTを買いましょう。
なぜならば、NFTに慣れるまでは大切な資産を失うリスクが高いからです。
NFTに慣れるまではウォレットアドレスの扱いを間違い大切な資産を失ってしまったり、人気NFTの偽物を購入してしまったりしてしまうリスクが高いです。
最初はお手頃なNFTを購入し、NFTに慣れてきたら高額のNFTを購入しましょう。
自分のお金を使わず、口座開設キャンペーンを利用したNFT購入方法を別記事にまとめましたのでこちらの記事を参考にしてお手頃なNFTを購入してみてください。
≫【出費ナシ】NFTをMATICで買う方法【Opensea】
無料でできる2つのNFT詐欺対策
NFTに触れている限り、どんなに注意をしていても詐欺にあってしまう可能性はあります。
ここではNFT初心者でも簡単にできるNFT対策を2つ紹介しますのでぜひやってみてください。
1つずつ解説します。
NFT詐欺対策ツールKEKKAI を無料ダウンロード
NFT詐欺対策として初心者におすすめなのがNFT詐欺対策ツールKEKKAIのダウンロードです。
KEKKAIはChromeなどのブラウザの拡張機能で、無料で誰でも簡単に使うことができます。
KEKKAIはこれから行おうとしている取引のシミュレーションを行い詐欺が疑われるときは警告を出してくれるツールです。
KEKKAIについての詳細は【簡単無料】NFT詐欺防止ツールKEKKAIとは?機能や使い方を解説にまとめましたので参考にしてください。
普段使い用ウォレットと保管用ウォレットを使い分ける
NFTを購入したら「普段使い用ウォレット」と「保管用ウォレット」を使い分けるのが基本です。
なぜならばウォレットを使い分けていないと、詐欺にあってしまったときにウォレットに入れているすべての資産を盗まれてしまうから。
大切なNFTを保管用ウォレットに移しておけば、普段使い用ウォレットで詐欺にあったとしても保管用ウォレットに移してあるNFTは詐欺から守ることができます。
保管用ウォレットは無料で簡単に作れます。詐欺にあってからでは遅いので後回しにせず今すぐ作りましょう。
NFT詐欺被害にあってしまったときにやるべきこと
被害にあってしまったときにどのような行動をするべきなのかを知っておくことは重要です。
なぜならば、被害が小さいうちにいち早く対処できれば被害を最小限にとどめることができるから。
NFT詐欺にあってしまったときにやるべきことを3つ紹介します。
ひとつずつ解説します。
詐欺被害にあったMetamaskに残っている資産を安全なMetamaskに移す
詐欺被害にあったMetamask内にまだNFTや暗号資産が残っているならば安全なMetamaskに移しましょう。
放っておくとほかの資産まですべて盗まれてしまうかもしれません。
詐欺にあってしまったMetamaskから安全なMetamaskにNFTを移す方法はこちらの記事を参考にしてください。
詐欺にあってしまったMetamaskにイーサリアム(ETH)などの暗号資産(仮想通貨)が残っている場合、暗号資産も安全なMetamaskに送金しておきましょう。
詐欺にあってしまったら、まずは安全なMetamaskに資産を移しましょう。
Revoke(リボーク)する
詐欺被害の多くがDMなどから詐欺サイトに流され、そこでMetamaskを接続し「SetApprovalForAll」を許可したことが原因です。
「SetApprovalForAll」とは「ウォレットから自由にNFTを抜いてもいいですよ」と許可(=Approve)を与えること。
詐欺サイトで「SetApprovalForAll」をしてしまえば「盗んでいいですよ」と言っているのと同じです。当然NFTを盗まれてしまいます。
この「SetApprovalForAll」を取り消すのが「Revoke(リボーク)」です。
詐欺サイトで「SetApprovalForAll」をしてしまった人は「Revoke」をして許可を取り消せば盗まれなくなります。
「Revoke」する方法は別記事にまとめましたので、やり方がわからない方は参考にしてください。
詐欺サイトで「SetApprovalForAll」をしてしまった自覚がある方はRevokeしてください。
- Q詐欺にあったMetamaskを使い続けても大丈夫ですか?
- A
詐欺サイトに引っかかった自覚がある方は、その詐欺サイトでApproveしたものをRevokeすれば、今まで通りのMetamaskを使っても大丈夫です。
一度詐欺にあったMetamaskを使い続けるのが気持ちが悪い方は、詐欺にあったMetamaskを削除し、新しいMetamaskを作成したほうがいいでしょう。
①GoogleChromeを開き画面右上の拡張機能ボタンをクリック
②Metamasの右側にある点をクリック
③Chromeから削除をクリック
削除したら再度GoogleChromeの拡張機能を使いMetamaskを作成しましょう。
PCを初期化する
PCを触っていないのにNFT詐欺にあってしまった場合、PCがハッキングされているかもしれません。
Metamaskのシークレットリカバリーフレーズや秘密鍵が盗まれている可能性があります。
詐欺サイトに引っかかった自覚が全くない場合はPCを初期化しましょう。
PCを触っていない間に操作された可能性があるならばPCを初期化しましょう。
まとめ:NFTは詐欺の知識を常に更新しながら楽しもう
NFT界隈では常に新しい手口の詐欺が出てきます。
本記事では新しい手口の詐欺を見つけたら随時更新していきます。ぜひブックマークをしてまた見にきてください。
詐欺の事例を確認したことであなたが詐欺にあうリスクは大きく減らすことができました。
NFT詐欺に対する不安が解消された方はまずはお手軽なNFTを購入してみてください。
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